北朝鮮又もやミサイル実験

北朝鮮又もやミサイル実験

北朝鮮は今年12月10日から22日の間に「人工衛星をロケットで射ち上げる」と予告した。

これは事実上長距離弾導ミサイル発射実験と見るしかない。北朝鮮は今年4月ミサイル発射を強行したが数十秒後に空中爆発して失敗してしまった。

金正恩独裁体は国内では、無力、無能な自己の権威威信を高め政治的基盤を堅める為、そして国際的に金正恩の政治体制の正当性と存在感を高める為の見せしめの政治ショーであるとも言える。又故金正日の先軍思想、先軍政治をそのまま継承し金正恩独裁体制の永久執権を実現しようとしている目的も秘んでいると思われる。

現在北朝鮮が宇宙を開発、研究したりする経済的余裕と国力を持っている国家であれば話は別である。

毎年慢性的な農業生産不振と間違った農業経営システムの為、歴史的に食糧が多量不足して住民達は飢えて死んでいる国内の隅々では生活苦の為一家無理心中と言う集団自殺惨事が発露している。そして多くの人達が第3国に逃走している。この様な惨劇がもう30年間も続いている。

北朝鮮の経済の核心部門は軍部が掌握統制していて住民の生活必需品生産は疎外視されている。

この様な経済状況の渦中で核を開発しミサイルを発射できる状況であるか北朝鮮側に聞いて見たい。

北朝鮮がミサイルを射ち上げる時、費用は8.5億ドルであるとすれば今年2度目のミサイル発射となると17億ドルと言う莫大な財源、空中で瞬間的に消えてしまう事になる。

この様な費用は北朝鮮の人口が18ケ月分から2年分の食糧を購入できる金額である。

この様な莫大なお金がミサイルを開発する為消耗されるとは全く言語道断である。北朝鮮はその反面毎年WFPなど国際食糧機構に食糧支援の手を延ばしている。

金正恩は今年4月「社会主義社会で我国民達を富裕と栄華を思うぞんぶん享受させるのが我労働党の確固な決心である」と演説した。しかし表裏不同にも国民の生活状況には顔を向けず一年に2度もミサイルを発射させ自分の独裁体制を永久化しようと画策している。しかし今回のミサイル発射実験も必ず失敗するに決まっていると思う。

現在この地球上で唯一代表的なスペシャル独裁国家、現代軍国主義国家が北朝鮮である。

だから4月金正恩は「『軍民一致』が先軍政治の基礎である」と力説している。

北朝鮮での軍国主義化核武装化は東アジアと国際社会の平和と安全に対する露骨的な挑発行為である。

現在北朝鮮のこの様な国際法違反行為に対して日、米、韓は深刻な憂慮と遺憾を表現している。

もし北朝鮮が隣接国と国際社会のミサイル発射実験を強行するならば、自ら滅亡の首を加速化せせる事になるであろう。

 

 

2012.12.10

関東脱北者協力会

※追加文書

12月8日 北朝鮮「朝鮮宇宙空間技術委員会」のスポークスマンがミサイル発射時期を延期する様な報道したが延期でなく永遠に中止するべきである。

 

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