日本は領土問題では毅然とした対応を

私が日本に来て3、4年前から日本と中国との間で尖閣諸島がお互いに自国の領土だと主張し日中関係が政治的、経済的に意見と利害関係の攻防戦が繰り返されている事が分かった。

このような領土問題領海問題が最近厳しくなって来た背景には、最近中国が順調な経済成長をし国力が富強になっていると同時に中国はアジアでの覇権を握る為、力による全面的勢力拡大野望を実現しようとしていると思う。

近い将来尖閣諸島だけではなく沖縄まで占領するプロジェクトを立てていると思う。一言で言えば西太平洋全体を「中国の海」「中国の領海」にする戦略目標を立てていると思う。特に驚いた事は、一年前中国の漁船が堂々と尖閣諸島の日本の領海を侵犯して「中国の領土、中国の「魚釣島」」だと無礼で傲慢な行動を取り、日本の海上保安庁の巡視船に体当りして来た。私はそれを見て驚いた。「なんと傲慢で無頼漢の様な事をするのかと思った。

その反面、私はまったくあきれてしまった事もあった。逮捕した中国人船長を何ら調査なしで即時釈放してしまった事である。その時管総理大臣や仙石大臣は、検察側から釈放した事だと言っていた。何と馬鹿みたいな事をしたのだろうと思い、本当に今の日本の政治家は弱腰で意気地なし。日本の治安を守る資格のないだらしない政治家だと烙印を押した。あんな資質のない政治家が日本を代表するトップリーダーの座に座っているから拉致問題も解決できるはずがないと思った。当時管直人の中国に対しての屈従外交は日本の治安よりも中国の「力の支配」「怖い恫喝」に膝を曲げて屈して船長を釈放してしまった。

その後から日本の存在感と国家威信はどん底に落ちてしまった。

その後、今度はロシアのメドヴェージェフ大統領が北方領土に2回も訪問し、北方領土はロシアの領土であり一寸も譲る気持ちはないと強調して帰った。

 

最近は韓国の李明博大統領が竹島に上陸、もしかしたら今度は尖閣諸島に胡錦濤か温家宝が上陸するかも知れないと思う。

過去自民党時代から、尖閣諸島は昔から日本固有の領土であると言いながら、日本人が上陸し視察する事を日本政府が反対阻止し違法行為に見ていた事がまったく理解できない悲しい事である。私は言いたい、日本の政府と政治家は自国の領土領海を固守するならもっと確固不動な姿勢と意地、正当な自己主張をもっと強硬に貫いて欲しいと思う。そして、国のトップである内閣総理大臣はもっと自尊心とリーダーシップとカリスマ性を発揮してほしい。中国の政治家の様に威力のある強い政治家になって欲しい。でないと、現在のように日本と中国との海域での対峙状態で絶対主導権を握ることが出来ず最近の歴代の政治のように中国の恫喝に屈服する弱虫外交になってしまい将来日本領土の治安と防衛まで脅かされると思う。最近中国で尖閣諸島の問題で極端的、暴力的な反日デモが起きているのも日本を意気地のない弱い国、恫喝して脅せば頭を下げる国と言う認識を持っているようだ。そして中国は日本と違って自国民に「魚釣島」は中国の島だと広く宣伝しメディアを通じて強く頭の中に染み込ませているので自国の領土を奪還せよと言う意識が非常に強い。国民が熱を上げている。日本の場合、領土問題は政治家だけのやるべき任務となって一般住民はあまりさわぎ立っていない。この点が中国と違う差異点である。日本の国民にももっと愛国精神を持つようにして欲しい。

最近になって中国軍事的に軍備を拡張し特に海軍武力を増強している。

これは南シナ海を始め西太平洋の海を中国海に中国の領土中国の領海にする事を実施しているように見える。日本で貴重レアメタルも中国に頼らず他の解決策を探して欲しい。これから日本で国家最高責任者の誤った屈服外交で衰退亡国になる恐れが充分にある。これから日本の領土問題で主導権を握って老熟な手腕で東アジア諸国と向きあって欲しい。

木下公勝

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